NEWS

若手・中堅技術者研修会として首都圏外郭放水路を見学してきました!

2025/10/23

令和7年10月18日(土)に、若手から中堅社員を対象に土木技術者として土木構造物の構造及び治水設備等の知識を学ぶことを目的に、社員研修を実施しました。研修場所は埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路で、世界最大級の地下放水路を体験できる研修会となりました。

外郭放水路は1993年に建設が開始され、2006年に完成した施設であり氾濫する河川の水を一時的に貯留し、洪水を未然に防ぐための重要なインフラとなっています。全長6.3km、最大深度50mの地下トンネルが特徴であり、各河川から洪水を取り入れる「流入施設」と5つの「立坑」、洪水を流す地下河川の「トンネル」、そして地下空間で水の勢いを弱め、スムーズな流れを確保する「調圧水槽」、さらに地下から洪水を排水する「排水機場」で構成されています。

特に調圧水槽は「地下神殿」とも表現され、本施設を象徴する施設となっています。地下22mの位置に作られた長さ177m、幅78m、高さ18mに及ぶ巨大水槽で、59本の巨大な柱で水槽の天井を支えている光景は、まさに地下にそびえる古代ローマの神殿を連想させます。                          

〇首都圏外郭放水路 全体構成図           

〇首都圏外郭放水路(龍Q館) 

本施設は防災地下神殿見学のゲートウェイとして、機能や役割の紹介、ポンプやシールドマシン模型の展示に加え、中央操作室の見学ができます。
龍Q館到着後、放水路案内プロ「地下神殿コンシェルジュ」による施設案内の様子。
わかりやすい説明や展示物をじっくり観察することで、この施設の役割や建設の背景にある地域の課題について理解することができました。
調圧水槽へと繋がる階段の入り口。ここから地下神殿へ階段(約100段)で降ります。 
地下神殿内での集合写真。
想像よりも巨大な空間や、林立する柱はまるで異世界に来たような壮大な光景でした。
人工的に建設された場所ですが、神秘的な雰囲気はまさに地下神殿でした。

今回の研修は、日本が世界に誇る最先端の土木技術を学ぶことができ、圧倒的なスケールのインフラ施設を実際に体感できる貴重な経験となりました。また、日本が世界に誇る防災システムや高い技術力を自分の目で確かめることで、洪水対策の重要性や地域社会への貢献について深く理解することができ、防災意識をより高めるきっかけとなりました。